とうとう、カレンダーが残り2枚になってしまいましたね
そして、ようやくお店の飾り付けも終盤に近づいています
女性ばかりのスタッフで一階から三階まで、重い箱を持って上がったり下がったり
膝が痛い、腰が痛い、肩が痛いと音をあげつつ頑張っています
11月の声を聞くと、お客様が一組、二組とご来店されるようになりました
お雛様の下見や破魔矢羽子板飾りのお客様です
破魔矢飾り、羽子板飾り??!!
赤ちゃんが生まれて初めてのお正月を迎えるのを、初正月と言います
初正月を迎える赤ちゃんに、男の子は破魔矢飾り、女の子は羽子板飾りを贈るのです
破魔矢は「弓で魔を破る、射る」という意味があり、一年の魔除けや邪気の払いをすると言う事です
矢は、鷹などの羽根を使ってありデザインも様々です
品がよく、カッコイイです
そして、羽子板も同じような意味があります
そのトンボに見立てた羽根をお正月に突いたのだそうです
また羽根は「無患子」(むくろじ)の実を使い、字のごとく赤ちゃんが病気にならない様にという
願いからきています
本押し絵と言う手法で、衣裳は絞りや金彩刺繍などが施してあり、豪華な造りです
お顔も艶やかで奇麗なお顔立ちです
医療も化学も発達していない時代に、幼い命を守るためにいろんな想いをなぞらえて、健やかに
美しく育つようと飾ったのです
破魔矢羽子板も、心遣いや優しさを形にした物なんですね
そして、今の時代もお正月に破魔矢や羽子板を飾り、一年間病気や災いを除けて健やかに
育って欲しいと言う願いを込めて飾るのです
数年前までは、床の間に飾るような大きなサイズが好まれましたが、最近はやはりコンパクトサイズ
に人気があるようです
# by hiinachan | 2012-11-05 15:02 | 日記 | Comments(0)